今年度初めに赴任予定だった4名の職員は未だオーストラリアに入国できていません。しかし、日本で待機している職員もオンラインで授業を行っています。
しかし、普段パース日本人学校で学習している子どもたちは、校外学習でパースの施設は見学できるものの、日本の施設を見学することはできません。
そこで、日本で待機しているこの状況を好機と捉え、オンライン社会科見学を企画しました。
今回はその第1弾。とみおか町3.11を語る会の青木さんより東日本大震災被災当時の様子やその後のくらしについてお話をしていただきました。経験したことのない揺れの大きさや津波被害、原発事故の際の混乱や故郷をはなれるつらさ…。
2011年は、小学校4年生が生まれてまもなくという年です。震災については、記憶に残っていないという子どもがほとんどですが、まっすぐなまなざしでお話を聞き、真剣に考える姿が大変印象的でした。
お話を聞いた後、3年生の女の子が私に一言。
「福島に桜を見に行きたいです。」