Principal
校長挨拶
「日本と豪州,そして,世界の懸け橋に」
私は2002年より3年間,以前,パース日本人学校がScarboroughにあったころに教諭として勤務いたしました。その思い出の地に,そして愛するJSPに校長として働けることは本当にうれしく,身に余る光栄です。
さて,JSPでは子どもたちは上級生から下級生まで仲良く助け合い,少人数ながらも家族のように暖かい学校生活を送っています。どの教室でも毎時間真面目に,一生懸命に学ぶ姿は,20年前と変わりません。私はまず,この学校の良さを広げていきたいと考えています。JSPでは確かな学力を身につけることができます。
そして,私たちの生きるこの世界は,劇的な速さで変化をする時代にあります。一人一人の児童・生徒が変化の激しいこの時代に生きぬく資質・能力を身につけることのできる教育を目指すことが求められております。グローバル社会に生きる一員として,子どもたちに知・徳・体3つの側面から,バランスよく力を育成する教育を目指します。
さらに,パース日本人学校の子どもたちは,様々な背景を持った子どもたちが在籍しております。しかし,どの子どもたちにも共通しているのは,日本とオーストラリアの両国を故郷としていることです。みんな,オーストラリアの子どもであり,日本の子どもでもあります。そういう意味で将来両国を結ぶ懸け橋として育ってほしいと考えます。そして,ひとつの国の立場だけでなく,様々な立場で物事をとらえられる人材として育て,世界と日本,世界とオーストラリアを結びつけられる人間になってほしいと考えます。グローバルな人材を育成することは,JSPにとって大きな目標です。
パース日本人学校の良さを感じ取っていただき,本校で学ぶ子どもたちが増えることを期待します。
2023年(令和5年)5月
パース日本人学校 校長 寺本 喜和
