校長室

Principal

校長挨拶

自分の人生を大きく変えるきっかけとなったオーストラリアの地で、今年度も引き続きパース日本人学校の校長として働けることは、この上ない喜びであり、夢を諦めずに追い続けてきてよかったと思っております。

1985年に1年間大学を休学し、バックパッカーとしてオーストラリアとニュージーランドで過ごしました。大学卒業後、その時の経験をもとに教師の道を目指し、随分と遠回りをして教師となりました。

オーストラリアに滞在中、メルボルンのレストランで働いてためたお金でバイクを購入し、高校時代の夢だったオーストラリア一周の旅を実現しました。子どもたちにも、自分の目標や夢を持ち、諦めずに努力することの大切さを伝えていきたいと思っております。

さて、在外教育施設である日本人学校は、海外で暮らす日本人の子どもたちを対象として、日本の学校と同等の教育を行う全日制の学校で、主に現地の西豪州日本人会が設立し運営しております。ここパース日本人学校は、日本の文部科学省に認定されるとともに西オーストラリア政府により認可を受けた私立学校で、今年で開校49年目を迎えました。学習内容は、日本の学習指導要領を基本とし、英語やオーストラリア学習も行われ、国際社会の中でたくましく生きていく力の育成にも取り組んでおります。

とりわけ、ここパース日本人学校は、隣接するCity Beach Primary Schoolと広大なグランドや施設を共有しており、各種行事や学習活動を一緒に行うなど交流の機会にも恵まれた素晴らしい教育環境にあります。

そのような中、青い空を背に緑のユーカリの木々が茂り、ワライカワセミやマグパイなど様々な鳥たちが賑やかにさえずる学び舎で、子どもたちは、日々、遊んだり、運動をしたり、学習をしたりして、元気に仲良く過ごしております。

文部科学省より日本各地から派遣されてきた先生方とオーストラリアに在住しオーストラリアの生活習慣や文化に詳しい先生方とで、連携・協力し合いながら教育の協働を進めるとともに、ネーティブスピーカーの先生方の力も加え、国際理解教育と使える英語教育にも積極的に取り組んでおります。

また、事務職員の方々も学校運営のための手続きや日々の教育活動に必要な物資の調達、環境整備のための様々な調整などを行っており、入学や転入などの手続きも滞りなく進められております。

保護者の方々の協力体制も素晴らしく、PTA活動も盛んで、様々な取組にご理解・ご支援をいただいております。このように、学校・家庭・地域が連携・協力することにより教育の協働を進める基盤が築かれており、様々な体験活動や行事が行われています。

更には、在パース日本国総領事館をはじめ、西豪州日本人会や虹の会、日本クラブなどの団体、各種企業、そして、パース補習校など様々な組織の方々にも連携・協力をいただいております。特に、学校運営理事会を柱としたネットワークが構築され、より多くの方々に関わりを持っていただきながら、ダイナミックな教育の協働による特色ある学校づくりを進めております。

今年度もパース日本人学校の子どもたちの目標や夢の実現のために、教職員一丸となって、「気づき・考え・行動できる」たくましい児童・生徒の育成に精一杯取り組んでまいります。

どこまで追えるか・・・夢!

                          2026年(令和8年)4月1日

パース日本人学校 校長 伊東 俊昭