Covid Policy

児童生徒にとって安全で安心できる学校をつくることを宣言します

本校では、すべての児童生徒を暖かく見守り、すべての児童生徒が安心して学べる環境をつくることを保証します。安全で安心できる環境を確保するために、本校はNational Principles for Child Safe Organisations「子どもの安全を守る為の10の原則」に基づき、学校づくりをしています。

Child Safe Organisation「チャイルド・セーフ・オーガニゼーション」

本校は以下のことを意識して学校づくりをしています。

  • 児童生徒の安全や健康を守ることを最重要価値とする。
  • 一人一人の児童生徒の人格を尊重し、積極的にかかわることを大切にする。
  • 児童生徒が危害を受ける可能性を減らす。
  • 危険な場面を事前に発見できるように全教職員で教育活動を検討する。
  • 児童生徒や保護者の不安や意見に真摯に対応する。

全教職員や保護者など、すべての学校関係者がこの取り組みを理解し協力することが期待される。

ポリシー

National Principles of Child Safe Organisations「子どもの安全を守る為の10の原則」は本校の安全や健康に関連するすべてのポリシーに反映されています。特に、以下のポリシーには深い関わりがあります。

Child Protection Policy (児童生徒保護ポリシー)、Staff Code of Conduct(スタッフ行動規範)、Student Code of Conduct(児童生徒行動規範)、Complaints Policy(苦情処理ポリシー)、Anti-Bullying Policy (いじめ防止ポリシー)、Online Safety Policy(オンライン安全対策)。本校はこれらのポリシーに従い運営しています。

Keeping Safe カリキュラム

本校はKeeping Safe: Child Protection Curriculum (KS:CPC)(児童生徒の安全を守る・保護カリキュラム)に取り組んでいます。児童生徒は発達段階に応じ、安全で健康的に生活するために必要な知識や技能を学んでいます。本校ではKeeping Safe カリキュラムを日本の教育カリキュラムの中で行うことがあります。例えば「道徳」や「保健体育」、「英会話」の授業中に指導することもあります。

Keeping Safe カリキュラムによって、児童生徒の以下のような権利が守られています。

  • 人格が尊重され、危害から守られる。
  • いつでも話を聴いてもらうことができる。
  • 大人や他の児童生徒と安心して安全に関わることができる。
  • 「安心して安全に生活できる」ということについて理解することができる。

Keeping Safe カリキュラムは以下の2つの考えに基づいて組み立てられています。

  • 誰もが安心して安全に生活できる。
  • 信頼できる人とつながりを保つことで自分自身の身を守ることができる。

以下の4つのテーマに絞って、深めていきます。

1)安全である権利

2)人間関係

3)虐待の早期発見と報告

4)自分で自分を守る

児童生徒や保護者、地域住民からの意見への対応

本校は児童生徒や保護者、地域住民の声に真摯に対応します。何か、気になることや困ったこと等があれば、気軽に相談や意見ができる環境をつくっています。各教室には「スピークアウト」(声を出そう!)というポスターを掲示し、普段から気になることがあれば気軽に相談に来るように、担任からも声をかけています。

 保護者など学校関係者全員に、フィードバックを歓迎するというメッセージを参観日やニュースレター、お知らせ等で伝えています。本校は、児童生徒や保護者、地域住民の声に迅速に、真摯に対応します。

設備環境とオンライン環境 

本校は児童生徒の安全を確保するために、学校の生活環境やオンライン環境におけるリスクを軽減することに努めています。児童生徒が利用する全ての設備を定期的に点検し、危険個所は修繕しています。

オンライン活動における児童生徒の安全も確保する必要性があります。オンライン活動に関連するリスクを最小限に抑えるために、本校では「Online safety Policy」(オンライン安全ポリシー)に基づいた活動をしています。また、学習カリキュラムにオンライン上の安全に関する学習を行っています。

また、全教職員は、いじめ・ハラスメント・グルーミング・児童生徒虐待等の兆候を早期に発見するための研修を受けています。

職員研修

本校の教職員は定期的に子どもの安全と健康に関連する研修に参加しています。研修は必要に応じて年間を通して企画されており、具体的には「児童生徒の安全保護」や「性的虐待の義務報告」、「苦情処理」、「インターネット利用の安全性の確保」などの研修を行っています。

子どもにとって安全な人材

Working With Children (WWC) 登録

本校の全教職員はWorking With Children Check (WWC)に登録されています。WWCに登録することは、以下のような方法で子どもたちを保護することを目的としています。

  • 子どもに危害を加える可能性がある、犯罪歴のある人が子どもとかかわる仕事に就くことを防ぐ。
  •  WWCに登録している人への告発や有罪判決を明確にする。犯罪歴や子どもに危害を加える可能性がある場合、子どもに関係する仕事に従事し続けることを防ぐ。
  • 子どもの安全を確保することは地域全体の責任であるという意識を育て、子どもたちを守る。

Teacher Registration Board of WA(TRBWA)登録

本校の全教職員は西オーストラリア州教師登録委員会(TRBWA)に登録されています。教職員による深刻な誤った行為の場合、TRBWAに報告することが法律で義務付けられています。また、教育省の局長(Director General of the Department of Education)にも報告することになっています。

現地で採用されたスタッフは、書面と口頭でのレファレンスチェックとWWCCの有効性チェックを受けています。日本の文科省から派遣されている教職員は文科省による厳格な採用プロセスを経て派遣されています。WWC やTRBWA登録を終えて本校の勤務を開始しています。

本校の全教職員はStaff Code of Conduct (スタッフ行動規範)を遵守しなければなりません。

Links

「子どもの安全を守る為の10の原則」 https://childsafe.humanrights.gov.au/national-principles

「チャイルド・セーフ・オーガニゼーション」https://childsafe.humanrights.gov.au/about/what-child-safe-organisation

「児童生徒の安全を守る・保護カリキュラム」https://www.education.sa.gov.au/teaching/curriculum-and-teaching/keeping-safe-child-protection-curriculum

「発達段階」 https://kscpc.kineoportal.com.au/resources/api/v1/download/6358